
農業要素詰め込んだ街づくりゲーム
全体的な雰囲気は一昔前に流行ったBanishedに似た街づくりゲーム。2025年2月時点、アーリーアクセス中。
食料を確保しながら、原料を伐採・採掘し、生産施設で生産した物品で街を発展させていく。
今作の一番の特徴は農業の力の入れ具合であり、何も考えずに農業をすると連作障害や作物ごと病気が発生してしまい、まったく収穫が得られなくなる。

農業システム

最大の特徴である農業は効率を考えるとかなり細かいところまで気を配る必要がある。まず、連作を行っていると肥沃度が低下していき、さらに同じ種類のものばかり生産していると「うどんこ病・根こぶ病」等の被害が発生し収量が大きく減少する。
畑は3年周期で運営されるため、1年目は小麦・2年目は豆類・3年目は休耕地にする等して畑の地力が低下しないように配慮する必要があり、意識せずとも三圃農業を行うことになる。
また、食物ごとに暑さ・寒さに強い、貧しい土地でも育つ等特徴があるため、植える時期や場所にも気を遣う。
ちなみに、農業での最大の敵は鹿である。
柵で畑を囲んでいない場合、冗談抜きで作物を根こそぎ持っていかれるので人間様が飢えることになる。

生産施設
生産系はよくある街づくりゲームの生産チェーンが組まれている。
【丸太(伐採)→板加工→家具】といった感じで最大で3段階程度の生産チェーンとなっているが、複雑さはないため、生産施設を建築して人員配置していれば意識せずとも運営はできる。ただし、施設の種類は多いので生産施設の配置場所や人員配置には頭を使う。

総評
アーリーアクセス中だが、発売からすでに2年半ほど経過していることもあり、ゲームとしてほぼ完成している。
何もないゼロの状態から数百人の街に少しづつ発展させていくのは十分やりごたえがあり、完成した街を住民が動き回っている姿を見るのは満足感を感じられる。
ただし、病気やケガ等も数多く実装されているが、ほぼ癒やし手(病院)があればほぼ問題なく完治するため、実装している意味があまりないように感じる。
また、敵の襲撃は的確に街の防衛網の弱点を狙ってくる上に住民がギリギリまで逃げないため、被害が拡大する傾向がある。特にこのゲームでの人的被害は街の運営効率低下に直結するため、かなりストレスに感じる。
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